浪曲ニュース

【体感! 木馬亭】10月番組 配信開始

体感!木馬亭

 

2018.10月 撮影分の番組を映像公開しました! 

こちらからご覧ください


 

 

皆さま、いつも「浪曲×Tファン」ご愛顧いただき誠にありがとうございます。

お待たせしました!『体感!木馬亭』最新映像公開のお知らせです。今回は、10月7日(日)に浅草木馬亭で行われた定席の模様をお送りいたします。ご出演の皆さま、演目は以下の通りでございます。

 

 

1 富士綾那「重の井 子別れ」

 曲師 沢村豊子

 

2  東家一太郎「谷風長屋の土俵入り」

 曲師 東家 美

 

3  玉川福助「祐天吉松

 曲師 沢村豊子

 

4  浜野一舟「暁の唄」

 曲師 東家 美

 

5  澤 惠子「裸川」

 曲師 佐藤貴美江

 

6  東家浦太郎「山の名刀

 曲師 伊丹秀敏

 

7  澤  孝子「十三夜」

 曲師 佐藤貴美江

 

 

 

1 富士綾那さん「重の井 子別れ」、曲師は沢村豊子さん。
原作は近松門左衛門の人形浄瑠璃ですが、歌舞伎でもお馴染みの演目です。由留木家の息女調姫の乳母重の井は東下りの途中、実子与之助と出会います。しかし、姫への忠義のため、重の井は親子の名乗りを断ります。泣きながら分かれる母と子が涙を誘います。

 

2 東家一太郎さん「谷風長屋の土俵入り」、曲師は東家 美さん。
今年は土俵外での問題で揺れた角界でした。さて、こちらは病気の親の面倒を見るために稽古ができず、成績は落ちる一方の佐野山。暮らしにも困窮する佐野山を見かねて助けるのが大横綱・谷風。この浪曲は人情味たっぷりのお話で聴いていて気持ちのいい作品です。 

 

3 玉川福助さん「祐天吉松」、曲師は沢村豊子さん。
お馴染み「祐天吉松」です。福助さんの浪曲は楽しいアドリブが散りばめられていて、片時も聞き逃せません。吉松と子供の徳松の演じ分けがいつ聴いても素晴らしい一席でした。詳しい作品解説を稲田和浩さんが書かれています。

 

4 浜野一舟さん「暁の唄」、曲師は東家 美さん。
浜乃一舟さんはご存知、大ベテランの曲師・伊丹秀敏さんが浪曲師として登場する際のお名前です。親子の情と微妙な心のひだを、浜乃一舟さん独特の素晴らしい高音の伸びで聴かせてくれました。いつ聴いてもお若い喉が唸ります。尚、今年11月に「
第33回 下町人間庶民 文化賞」を受賞されました。「芸一筋74年浪曲界を曲師として牽引し、現在でも若き浪曲師を養成してる」ことが高く評価されての受賞です。

 

5 澤 惠子さん「裸川」、曲師は佐藤貴美江さん。
鎌倉時代後期の武士・青砥藤綱が主人公の作品です。ストーリー展開の面白さもさることながら、人生訓にも富んだ内容で、何度も繰り返し聴きたい作品です。子供たちにもぜひ聴かせたい浪曲だと思います。 

 

6 東家浦太郎さん「山の名刀」、曲師は伊丹秀敏さん。
この作品は多くの浪曲師さんが取り上げるお馴染みのものですが、さすがに浦太郎師匠で聴くととても得した気分になります。映像に残せてよかった、と思いました。詳しい作品解説は稲田和浩さんの「浪曲解説」をご覧ください。

 

7 澤 孝子さん「十三夜」、曲師は佐藤貴美江さん。
原作 樋口一葉、大西信行脚本の浪曲です。樋口一葉は明治時代の小説家で、24歳6ヵ月という若さで病没しました。この作品は明治の女性を描いた切なく悲しいお話ですが、孝子師匠の情感あふれる語り口には大きな感動を覚えることでしょう。

 


さて、来月の「体感!木馬亭」は、今までのライブラリー映像を再アップの予定です。詳しくは追ってご案内いたします。乞うご期待!